こんなに涼しい祇園祭はなかったかも‥と思うほど
7月に入ってから気温の低い日が続いていました。
2年ぶりにりんよ工房が手掛けた菊水鉾のお囃子も
聞きに行けたし、鉾にも上がらしてもらった。
小さな子供や青年たちが鉦を一生懸命叩いていました。
日曜日だったので3時過ぎでもたくさんの人が行き交い
最初に始めたお囃子の鳴る菊水鉾の周りに集まっていました。
久しぶりに京都の賑やかな雰囲気を感じられた。
今は、なんとなくひっそりを好んでしまうので
疲れると思いきや、わくわくして長く歩き回っていました。
電車降りあと少しの所でゲリラ豪雨。
傘をさしてもぐしゃぐしゃに濡れ、
もう少しだったのに。。と。
去年は義理の母の様態が悪かったのと、次の日から新潟出張と
いうバタバタ日程だったので、祇園祭りも行けなかった。
通常の行事が出来ることに、1つ終えた安堵感があり、
来年もこうやって来ることが出来ます様にと願う。
今日は夏の1年で1番きつい鋳込みの日です。
今は鋳き場にも入らないので、みんなの身体が
壊れないようにと願うしかない立場です。
脱水症状や火傷、夏の暑さと窯の熱から逃れられない現場は
トライアスロンよりきつい・・と親分は若い頃から
言ってました。
そんな命がけの現場でも、1回で出来る数はしれてます。
だからこそ一つ一つに命を吹き込む、魂を宿らせる
永い時を経て特別な音色に仕上がります。
それぞれが個性を出す。聞いた方の心添える音色が必ずある。
生涯支えになる音色が見つかるようなお手伝いが出来ればと
真に思います。